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精霊トンボ

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世間ではお盆休みに入っている所も多いかと思いますが、九十九島ビジターセンターは年中無休でご利用頂けますので、是非遊びに来て下さいね。「夏休みわくわく探検シート」のクイズに挑戦したり、新しいパズルやすごろくなど楽しく遊ぶこともできますよ♪

ところで、最近トンボを良く見かけるようになったと思いませんか?体が薄いオレンジ色をしたトンボが特に多くなっているかと思いますが、名前をウスバキトンボといいます。先週、将冠岳に登ってきたのですが、山頂付近でとてもたくさんのウスバキトンボを見るとができました。

ウスバキトンボはお盆の時期に多く発生するので、ご先祖様に見立てて「精霊トンボ」と呼ばれ、とても大切にされる事もあります。

もう一説によりますと、天国よりももう少し近くから来ているとも言われます。ウスバキトンボは九州以北では冬を越す事ができないので、主に台湾や東南アジアで冬を越した個体が、春から世代を重ね数を増やしながら日本へ北上してきます。そしてお盆の時期に日本の本土で大発生します。さらには北海道やロシアまで行きつく個体もいるとか。

このウスバキトンボ、全世界の熱帯、温帯の地域に生息する、「最も珍しくないトンボ」なんていうことも言われます。それほど数の多いトンボなのですが、実は生活史があまり知られていません。日本を北上して増えたトンボも、ほとんどが南下するでもなく越冬できずに死に絶えてしまうので、なぜ北上するのかが分かっていません。

もしかしたら、地球温暖化を見据えて本州や北海道、あわよくば中国やロシアなどで冬を越して大発生する日を夢見ているのかもしれませんね。生物の進化も、そういった一見無駄にも見える挑戦の繰り返しによりなされるのかもしれません。

ウスバキトンボが越冬地を広げた場合、生態系がどのように変化するのか、見てみたいような見たくないような、複雑な気持ちになるひらめでした。


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西海国立公園九十九島ビジターセンター
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