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自然調査情報2

このページでは、西海国立公園 九十九島で今の季節に見ることができる自然情報をお届けしています。
また九十九島調査室で行っている調査情報もお知らせします。

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アラカシにハイイロチョッキリ確認
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9月下旬~10月中旬

うみかぜ広場ではドングリが少しずつ大きくなって、色づき始めました。
アラカシの木の下を歩くと葉のついた小枝がたくさん落ちているのを見かけます。これは「ハイイロチョッキリ」というゾウムシの仲間の仕業です。
この長い口で器用に切り落としたのです。
切り落としたアラカシにはまだ熟していない実がついていて、この実には殻斗(帽子)の部分に小さな穴が開いています。
この穴からに卵を産みつけて、切り落としているのです。
小さな虫の賢い子育て方法です。
ホソバワダンの開花
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10月まで

花の少ないこの時期に九十九島の岩場では、ホソバワダンの黄色い花が目立ちます。
キクの仲間で、中国、韓国でも自生していて、国内では沖縄から島根県で見られます。
沖縄では「ニガナ」と称して食用にされているそうです。
潮を被る海岸で、岩の隙間などに生育するので、根茎は驚くほど太く、たくましい植物です。
大切にしたい九十九島の植物です。

タイワンツバメシジミ
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9月がチャンスです。

平戸でタイワンツバメシジミの調査と観察会がありました。シバハギの花も咲いていて、タイワンツバメシジミの卵も見られました。

ウミアメンボが卵を産みました!!
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開催中の『海の忍者 ウミアメンボ展』
で飼育している2種類のウミアメンボが
卵を産みました!
自然界ではなかなか見つけることができない、
小さな小さな卵。
ぜひ見に来てくださいね!

写真(1メモリは1㎜)
右の卵・・シロウミアメンボ
左の卵・・シオアメンボ

※シロウミアメンボ・・環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
※シオアメンボ・・・・環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類

カノコユリが咲きました!
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九十九島を代表する花【カノコユリ】が今年も花を咲かせました。
鹿の子模様が夏の青空に映えます!

うみかぜ広場や遊覧船からも楽しめます♪

まだまだこれからが見頃。
素敵な夏の花を探しに、ぜひうみかぜ広場へ!

シャシャンボの花
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7月中旬ころまで

うみかぜ広場でシャシャンボの花の開花を確認しました。
小さい釣鐘のような白い花が下向きに並んで咲いています。

海風広場には何株かありますが、みんな咲いていました。
これから、しばらくの間楽しめそうです。

佐世保には昔からシャシャンボの木が多く生育していたことから、しゃしゃんぼ~なまって~させぼ になったという説もあるそうです。
まさに佐世保の花ですね。

しかも、この実は熟すと
ほんのり甘くて、おいしいです。
その頃にもう一度海風広場にどうぞいらしてください。

ハマゴウの開花
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7月から9月にかけて見られます。

九十九島でハマゴウの開花を確認しました。
日当たりのよい海岸にはハマボッスやハマサジなどが自生していますが、その近くでハマゴウの青い花が咲いているのを確認しました。

ハマゴウは中国からオーストラリアにかけて生育する海浜の植物で、夏の花として鮮やかなな青色の花を咲かせ、またさわやかな香りもします。
果実は蔓荊子といわれる生薬(漢方薬)にもなります。

これから、あちこちで見られると思いますのでお楽しみに。
近くにはカノコユリも自生していて、つぼみもだいぶ大きくなりました。
7月末に開花するのが楽しみです。

ツツジの仲間
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うみかぜ広場へ向かう途中の芝生の横で、
ひっそりと咲くツツジの仲間を見つけました。

ほんとにひっそりと咲いてます!
見つけてみてくださいね。

「ネムノキ」開花
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梅雨の時期から夏

ネムノキは、暖地に生育する落葉高木で、夜になると葉が閉じて垂れ下がり、
まるで眠っているように見えるため、この名がつきました。
フサフサとした長く伸びた雄しべが目立ちます。

うみかぜ広場、長尾半島、遊覧船からも楽しむことができます!

ビジターセンター周辺では今
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うみかぜ広場では
カノコユリの花芽が少しずつ大きくなりつつあります。
7月末にはピンクの花が見られそうです。
ぜひそのころ尋ねてみてください。

また、展望所近くのヤマモモの実もだいぶ色付いてきました。
しばらくすると食べられそうです。

シャリンバイの花の季節
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5月中旬までが見ごろです

九十九島も暖かくなって、シャリンバイの白い花が咲く季節になりました。
島や山の新緑もきれいなこの季節はトベラの黄色みかかった白花と、ピンクかかったシャリンバイの花が、島のあちこちで見られます。もちろん遊覧船からでも見られます。
新緑の山と白い花を楽しんでください。
島に行くのが難しい場合は長尾半島公園やうみかぜ広場でもみられます。

トビカズラ満開です!
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長尾半島の「トビカズラ」が今見ごろを迎えています。

『トビカズラ』は現在国内で4ヶ所しか発見されていない大変希少な植物で、九十九島では2000年9月に国内2例目となる株がトコイ島で確認されました。
今回、花をつけたのはトコイ島の株を人工授粉させ採取した種から育った株です。

独特な姿と香りのする花に会いに、ぜひ長尾半島へ足を運んでみてください♪

九十九島の春
20190202181915.jpg 各地の海岸で「磯焼け」が報告されています。
「磯焼け」は岩礁性の海岸で海藻類が死滅して岩がむきだしになり、アワビやウニなどの草食性の生物がいなくなることです。
長崎県北部でも「磯焼け」がひどくて、昔のように海藻がうっそうと茂った海岸をみることが少なくなりました。
しかし、九十九島には海藻の茂っている場所がありました。
鞍掛島付近の瀬の周辺にアカモクと思われるホンダワラが、水面まで届くまで伸びていました。
この時期には、ほかの島の周辺のあちこちで見られます。
ボートでいけばスクリューに絡むくらいの海藻ですが、九十九島の海の豊かさを改めて感じました。
ツルの北帰行 最新情報!
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1月下旬~3月頃

ビジターセンターでは、ツルの北帰行の最新情報を毎日お昼頃更新しています。
毎日HPをチェックしてみてくださいね!

3月29日(土) 0羽です。
雨と風が強くて1羽も飛ばなかったようです。

※出水市を飛び立って、だいたい2~4時間後に佐世保の上空を通過するみたいですよ^^

ツルの北帰行
20190202182240.jpg  毎年、1月下旬から3月にかけて、ツルが越冬地である鹿児島県出水市からシベリアなどの繁殖地へ帰っていきます。この渡りのことを「北帰行」といいます。
朝飛び立ったツルはだいたい13時から15時の間に九十九島の上空を通ることが多いようです。
 北帰行で見られるツルのおもな種類はナベヅルとマナヅルです。晴れていて風の弱い日にたくさん飛び立つので、条件が重なると見られる可能性が高くなります。
ネジキの冬芽
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今でしょ

冬の間も植物は春を迎える準備をしています。
ネジキの場合は赤い枝先に赤い冬芽がついていて、春を待っています。
植物に詳しい知人から、歩いているときに「衛兵がいる」と聞いて、何のことかわからず驚きましたが、良く見るとバッキンガム宮殿の衛兵のような帽子をかぶっているようでした。
真っ赤な冬芽は良く目立つので、ぜひ観察してみてください。
もちろん長尾半島でも見られます。

カワウの助走
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この時期、九十九島では良くカワウを見かけます。九十九島のある島の岩の上で、いつも同じ場所にいます。
その岩は糞のため白くなっているのですぐわかります。
ボートである程度の距離まで近づくいて行くと一斉に飛び立ちます。
体が重いのか、水面を走りながら離水するようです。カモ類よりも距離は長いように思います。
夕方はV字型の編隊を組んで移動するのも見られます。
ハヤブサがいた
20190202192333.jpg 猛スピードで急降下して小鳥を襲うことで知られるハヤブサですが、全国的にも数が減少している、絶滅が危惧されている野鳥です。
九十九島でもめったに見られませんが、近頃、ある枯れた木の枝に止まっているのが高い確率で観察できます。
この日も20mほどまで近づいて撮影しましたが、動じることなくこちらをじっと睨んでいました。精悍な猛禽類の顔の表情まで見えるようです。
豊かな九十九島の自然があるからこそ、生物連鎖の頂点に立つハヤブサが生息できるのだと思います。大切に見守りたい九十九島の自然です。